あわび調理メモ
最初に身の上に塩を振り(盛るという感じで)10分ほど置いてください。これで身が締まって固くなります。
次にタワシなどでコスリぬめりを取ります。
殻から身を外すのは、殻の薄いほうからシャモジ(またはステーキナイフ)などを殻に沿って入れ、ゆっくりと力を入れて剥がしていきます。この時に「キモ」を潰さないように気をつけて下さい。
身を外したら、口の部分(どちらかというと尖がってる方に赤いくちばしが付いてます)、キモの部分を取り除きます。殻にくっついているホジという筋肉は酢の物で食べられます。

クロアワビは磯の香りと歯ごたえ、そこはかとない旨みを楽しむ刺し身がいいでしょう。2〜3mmの薄さに削ぎ切りにして召し上がってください。
また、身を1cmくらいのぶつ切りにして、薄い氷塩水に入れて食べる「水貝」も、夏の暑い時などお奨めの楽しみ方です。「キモ」はサッと湯がいて食べて下さい。

メガイアワビは酒蒸し、シャブシャブ、煮あわびなど火を通す料理にむいています。弱火でゆっくり火を通すと柔らかくなり、旨みにコクがでてきます。

さざえ調理メモ
お刺身にする場合は、活きている身を引き出さなければなりません。
ふたの内側の部分に貝剥き(ステーキナイフでも可)を差込み、貝に沿ってクルット回すとはずれます。その後指を入れ、貝とつながっている部分をはずし、下を向けると「きも」が出てきます。
またはふたを下にして置いておくと、ふたが緩んできますので、すきを見てステーキナイフなどを突っ込みすばやくあけます。
なれないと難しいので、失敗したら刺身はあきらめて壷焼きにしてください。

壷焼きは、そのまま焼いて醤油を垂らした磯焼風もたいへん美味しく手軽ですし、
また、料理屋さんで出てくるような、身を細かく切ってシイタケや銀杏などが入ってる壷焼きは、やはり身を殻から引き出さなければなりません。ただしどうせ加熱してしまうので、電子レンジで1分ほど加熱してから身を引き出すと簡単に取り出せます。ゆでると旨み分が流れ出てしまうので電子レンジの方がいいでしょう。
その後身を細かく切って殻に戻し、好みの具、だし汁を入れ火にかければ出来上がりです

帆立貝調理メモ
殻付きの帆立貝は、是非貝紐(かいひも)も食べて下さい。「ヒモ」だけを取りボールに入れ塩を振り軽くもむとヌメリが取れます。サッと水洗いして水気を切りそのまま食べてください。この時あまり強く洗ってしまうと帆立の「旨み」と、コリコリとした歯ごたえが損なわれてしまうので軽くサッとがお奨めです。
身はお好みの厚さに切り、お召し上がり下さい。
たまに貝柱がオレンジ色のものがあります。こちらの方が味が濃くおいしいという意見が多いので、もし出てきたら”当たり” ということです。
貝柱だけにした「ムキホタテ」を買う時に、もしオレンジ色のものが混ざっているパックがあったら是非買って食べ比べてみてください